得体の知れない暖かいものが、体に覆い被さり、ひたひたとなめる。鼻の頭、ほほ、首筋・・・自分は、嫌悪感とのたたかい。でも、身をゆだねなくてはならないという、暗黙の圧力がかかり、微動だにできない。黒い、柔らかい、そいつは、体をなめ続ける。
突然、感極まったように、そいつは天を仰ぎ、多量の液体をあたりにまき散らす。暖かい、透明の、しぶきが部屋中に飛び散る。
「ブラマンシェ!」
突然、雄叫びがあがり、周囲からたくさんの僧侶たちが、わらわらと寄ってきて、その黒いやつを抱えていった。みな、歓喜の笑みを浮かべ、口々に同じ言葉を繰り返す・・・
この部屋に泊まり、こんな変な夢を見続けた。

コメント